BKブラケット
特徴
- BKブラケットは、地上から直接足場を建てられない場合(隣家との間隔が狭い、軀体の際に通路を設けたい、その他)に、軀体に取り付けて足場を構築するための、いわゆる張り出し足場の支持台として利用されています。(左図参照)
- 張り出し足場の支持台は、解体作業時にアンカーボルトの食い込みにより同部をガス溶断して撤去する場合があります。BKブラケットは、専用のアタッチメントを前もってセットしておき、このような場合の本体の滅損を最小限にすることができます。
【製品詳細】
【商品CD】 | 【品名】 | 【L寸法】 | 【製品重量】 |
商品CD:00824 | BKブラケット610 | 980 | 37.0kg |
商品CD:00825 | BKブラケット914 | 1400 | 43.4kg |
商品CD:00826 | BKブラケット1219 | 1706 | 49.4kg |
商品CD:00830 | BKブラケットアタッチメント | - | 23.9kg |
【アタッチメント取付時】
※BKブラケットとアタッチメントの取付けは、専用六角ボルト(W1×63L)六角ナット(1種)、平座金2ヶ、ばね座金、割りピンのセットで、4箇所共締め付けます。
【商品CD】 | 【品名】 | 【L寸法】 | 【製品重量】 |
商品CD:00824+00830 | BKブラケット610+アタッチメント | 1130 | 60.9kg |
商品CD:00825+00830 | BKブラケット914+アタッチメント | 1550 | 67.3㎏ |
商品CD:00826+00830 | BKブラケット1219+アタッチメント | 1856 | 73.3㎏ |
強度等
BKラケットの許容積荷強度は、使用条件(特に荷重の架かり方)によって変わりますので、計画時には十分な強度検討が必要です。
- 許容荷重Pの求め方(ただし、荷重は2点均等とします。)
- 荷重点が軀体に近い場合等は、計算上許容荷重Pが上限荷重Pmaxを超えることがありますが、使用上は上限荷重以下として下さい。
- アタッチメントを併用した場合でも、軀体から荷重点までの距離が同じであれば、計算方法は同一です。
- BKブラケットの構造上、原則として先端から170㎜より外側(左図Aの箇所)には足場(中心)を建てないで下さい。
使用上の注意
(BKブラケットは、外足場の基礎に相当するものなので、施工上の十分な安全対策が必要です。)
- 計画段階で、強度の確認を行って下さい。なお各項の補足説明にも留意して下さい。また強度計算による許容強度および上限荷重を超えて使用しないで下さい。特にアンカーボルトには十分な検討を行って下さい。
- BKブラケットは、異常(変形、破損、顕著な錆、等)があるものは使用しないで下さい。本体及びアタッチメントの改造を行わないで下さい。
- 軀体取付時にはブラケットの上面が水平になるようにして下さい。
- BKブラケットの設置間隔は7.2m以下として下さい。
- ブラケット上部にはスキマがないように足場板等を全面に敷き並べて下さい。また先端部には、落下物等の防止のため高さ15㎝以上の幅木材を設けて下さい。
- 水平方向の荷重に対し十分安全なように、水平筋違等により補強して下さい。
- 足場には、所定数の壁つなぎを設けることの他、根がらみを取付けたり、ブラケットとビーム、梁材、枕木、足場板、ジャッキベース等を番線、釘打ち、締め付け金具等で固定して下さい。
- BKブラケット本体で強度がもつのが絶対条件ですが、BKブラケットの先端は、念のため軀体からワイヤー等で吊りますと、より安全です。(下左図参照)
- BKブラケットの取付け位置は、原則として軀体の梁やスラブの箇所として下さい。特にベランダの手摺りや軀体壁等のように、そのまま取付けると危険が予測される箇所は避けて下さい。(下右図参照)
- アタッチメント単独の使用は行えません。
- 支保工足場や荷置きステージでの使用は行わないで下さい。
埋込みアンカーの打合せ、選定、手配は弊社では行っておりません。